エキゾチックアニマル
てらやま動物病院では犬猫以外にも、うさぎやフェレットなどの小型哺乳類から、鳥類、爬虫類まで幅広いエキゾチックアニマルの診療に対応しています。
エキゾチックアニマルは、動物種によって体の構造や食生活、かかりやすい病気が大きく異なります。
また、体調不良を隠す動物も多く、飼い主様が異変に気づいたときには病気が進行していることも多いです。
「いつもより食べる量が少ない」
「便の状態がいつもと違う」
「なんとなく動き方がおかしい」
このような小さな変化も、大切な体調不良のサインです。
当院では、それぞれの動物の特徴や飼育環境を踏まえながら診療を行っています。
気になる症状がある場合は、ささいな変化でもお気軽にご相談ください。
当院で診療している動物
当院では、さまざまなエキゾチックアニマルの診療に対応しています。
ここでは、代表的な動物とよくみられる病気や症状をご紹介します。
うさぎ

うさぎは胃腸や歯のトラブルが多く、食欲やうんちの変化が体調不良の重要なサインになります。
また、避妊手術を受けていないメスでは、子宮腫瘍をはじめとする生殖器疾患にも注意が必要です。
うさぎは食欲が落ちると短時間で全身状態が悪化することがあります。
「少しは食べているから」と様子を見すぎず、普段との違いを感じたら早めにご相談ください。
うさぎでよくみられる病気には、以下のようなものがあります。
消化管うっ滞
消化管うっ滞とは胃腸の動きが低下している状態です。
消化管うっ滞を起こすと
- 食欲がなくなる
- うんちが小さくなる
- お腹が張る
などの症状がみられます。
不正咬合
うさぎの歯は人間とは違い永久に伸び続けるタイプの歯です。
不正咬合は歯が適切にすり減らず、かみ合わせが悪くなる病気です。
不正咬合では牧草を食べなくなる、よだれが増えるなどの変化がみられることがあります。
子宮疾患
うさぎの子宮疾患には
- 子宮過形成
- 子宮腫瘍
- 子宮蓄膿症
などがあり、とくに避妊手術を受けていない中高齢のメスでは注意が必要です。
血尿のような症状がきっかけで発見されることもあります。
泌尿器疾患
うさぎの泌尿器疾患では膀胱結石や膀胱炎などがみられます。
血尿やおしっこが出にくいといった症状が現れることがあります。
エンセファリトゾーン症
うさぎのエンセファリトゾーン症では首が傾く、まっすぐ歩けないなどの神経症状がみられることがあります。
フェレット

フェレットでは、副腎疾患やインスリノーマなど、年齢とともに注意したい病気があります。
一見すると元気そうでも病気が進行しているケースがあるため
- 毛並み
- 体重
- 食欲
- 行動の変化
を日頃から確認しておくことが大切です。
フェレットでは中高齢になるにつれて病気が増えやすいため、症状が出てからだけでなく、定期的な健康診断もおすすめします。
フェレットでよくみられる病気には、以下のようなものがあります。
副腎疾患
フェレットの副腎疾患ではホルモンの異常によって、しっぽや背中の毛が薄くなる、陰部が腫れるなどの症状がみられます。
早めに治療を開始し、その後も定期的に状態を確認することが大切です。
インスリノーマ
フェレットのインスリノーマは血糖値が低下する病気です。
ぼんやりする、後ろ足がふらつくなどの症状がみられる場合には注意が必要です。
リンパ腫
フェレットのリンパ腫はリンパ球と呼ばれる細胞が腫瘍化する病気です。
症状は発生する場所によって異なり、食欲低下や体重減少などから気づくこともあります。
消化管内異物
フェレットはおもちゃやスポンジ、ゴム製品などを誤食することがあります。
異物が消化管に詰まると、食欲低下や嘔吐などにつながるため注意が必要です。
モルモット

モルモットでは、歯や泌尿器などのトラブルがよくみられます。
こういった病気は食べる量や体重の変化などから早期に見つかることも多いです。
日頃からモルモットの体重を量っておくことをおすすめします。
モルモットでよくみられる病気には、以下のようなものがあります。
不正咬合
モルモットもうさぎ同様不正咬合を起こすことが多いです。
不正咬合を起こした場合、奥歯などが伸びることで、食べにくくなったり口の中を傷つけたりします。
- よだれの増加
- 食欲減少
- 体重減少
などがみられる場合には早めに動物病院を受診しましょう。
消化器疾患
モルモットでは胃腸の動きが低下すると、食欲や便の量が減ることがあります。
モルモットが食べない状態が続く場合は注意が必要です。
尿路結石
モルモットの尿路結石とは膀胱や尿道などに結石ができる病気です。
- 血尿
- 排尿時の痛み
- おしっこが出にくい
などの症状には注意が必要です。
特に排尿時に激しく鳴いている場合には痛みを感じている可能性が高いため早めに動物病院を受診しましょう。
皮膚疾患
モルモットではダニや真菌などが原因となり、かゆみや脱毛などがみられることがあります。
他の動物にうつる皮膚疾患のこともあるため、早めに治療を開始しましょう。
卵巣疾患
モルモットのメスでは卵巣嚢腫などがみられることがあります。
左右対称の脱毛や腹部の膨らみなどがきっかけで見つかるケースもあるため、気になる症状がある場合には早めに相談してください。
その他の小型哺乳類

当院では
- ハムスター
- チンチラ
- デグー
- ハリネズミ
- フクロモモンガ
など、さまざまな小型哺乳類の診療にも対応しています。
小型哺乳類は体が小さいため、食欲低下や下痢などをきっかけに短時間で体力を失ってしまうことがあるため病気の早期発見・早期治療が重要です。
これらの小型哺乳類によくみられる病気や症状には
- 消化器疾患
- 歯科疾患
- 皮膚疾患
- 呼吸器疾患
- 腫瘍
- 生殖器疾患
などがあります。
同じ小型哺乳類でも、動物種が違えば適切な食事や飼育環境、かかりやすい病気も異なります。
健康診断や飼い方の疑問など気になることがある場合にはお気軽にご相談ください。
鳥類

セキセイインコやオカメインコなどの鳥類は体調不良を隠す傾向が強い動物です。
「羽を膨らませている」「いつもより静か」といった一見ささいな変化が、病気のサインであることもあります。
食欲や体重にくわえて、便や鳴き方など普段の様子を確認しておきましょう。
鳥類でよくみられる病気や症状には、以下のようなものがあります。
消化器疾患
鳥類では下痢や吐き戻し、食欲低下などがみられることがあります。
便の色や量の変化も重要なサインです。
また、鳥類は基本的に便が出なくなった場合は緊急事態です。
様子を見ずに動物病院を受診しましょう。
呼吸器疾患
鳥類の呼吸器疾患では尾羽を上下させながら呼吸する、呼吸音がするなどの症状がみられることがあります。
呼吸器の病気は命に関わる場合が多いので、できるだけ早くご相談ください。
卵に関連するトラブル
鳥類のメスでは卵詰まりなどの生殖器トラブルが起こることがあります。
お腹が膨らんでいたりケージの底でうずくまっていたりする場合には注意が必要です。
PBFD・BFDなどの感染症
PBFD(オウム類嘴羽毛病)やBFD(セキセイインコ雛病)は、ウイルスによって起こる鳥類特有の感染症です。
羽毛の異常や発育不良などがみられることがあり、とくに若い鳥では注意が必要です。
鳥の種類や年齢によって症状が異なるため、必要に応じて検査を行いましょう。
爬虫類

当院では、カメやトカゲ、ヘビなどの爬虫類の診療にも対応しています。
爬虫類では、病気だけでなく温度や湿度、食事などの飼育環境が体調に大きく影響します。
病気の相談だけではなく飼育の相談も受け付けていますのでお気軽にご相談ください。
受診時には
- 温度
- 湿度
- 使用しているライト
- 食事内容
などが分かるようにしていただくと診察の参考になります。
爬虫類でよくみられる病気や症状には、以下のようなものがあります。
代謝性骨疾患
代謝性骨疾患はカルシウムや紫外線などの問題によって骨が弱くなる病気です。
甲羅や顎の変形、歩き方の異常などがみられることがあります。
呼吸器疾患
爬虫類では鼻水や口を開けた呼吸などがみられることがあります。
飼育温度や湿度が関係している場合もありますが、感染症の疑いもあるため早めに動物病院を受診しましょう。
消化器疾患
爬虫類の消化器疾患では食欲低下や下痢などがみられます。
食事内容や飼育温度などを含めて原因を考える必要があります。
腫瘍や内臓の病気が背景にあることもあるため、症状が続く場合には検査を受けるようにしましょう。
脱皮不全
脱皮不全とは適切に脱皮できず、古い皮膚が体に残ってしまう状態です。
湿度などの飼育環境が関係していることがあります。
口腔内のトラブル
口内炎などによって、食欲が落ちたり口の中が腫れたりすることがあります。
口の中をご家庭で見るのは難しいと思うので、気になる症状がある場合には動物病院で確認してもらいましょう。
両生類
当院では、カエルやイモリ、ウーパールーパーなどの両生類の診療にも対応しています。
両生類は皮膚から水分やさまざまな物質を吸収する特徴があり、水質や温度、湿度などの飼育環境が健康状態に大きく影響します。
そのため、体調を崩したときには病気だけでなく、普段の飼育環境についても確認することが大切です。
両生類でみられる病気や症状には、以下のようなものがあります。
皮膚疾患
両生類では皮膚の赤みやただれなどがみられることがあります。
皮膚の異常には細菌や真菌などの感染が関係している場合も多いです。
消化器疾患
両生類には食欲低下や便の異常などがみられることがあります。
餌の種類や量、飼育温度などが影響しているケースも多いですが、腫瘍など内臓の疾患が関わっていることもあるため気になる場合は動物病院を受診しましょう。
栄養や飼育環境に関連するトラブル
両生類が適切な栄養を摂取できていない場合や、温度・水質などが適していない場合には、体調不良につながることがあります。
両生類は犬や猫とは体の仕組みが大きく異なり、飼育環境そのものが体調不良に関係していることも多いです。
受診される際は、普段の餌や飼育容器、水温・気温、水質管理の方法などが分かるようにしていただくと診察の参考になります。
その他のエキゾチックアニマル
上記以外のエキゾチックアニマルについても診療しています。
「この動物も診てもらえるのかな?」と迷われた場合は、お気軽にお問い合わせください。
エキゾチックアニマルの診療で大切にしていること
エキゾチックアニマルは、動物種によって体の構造や食生活、適切な飼育環境が大きく異なります。
そのため、現在みられている症状だけでなく、その動物の特性を踏まえて診療することが大切です。
当院では、症状や体の状態を確認するだけでなく、普段の食事や生活の様子などについても飼い主様から詳しくお伺いします。
病気を治療するだけでなく、ご家庭での飼育方法についても飼い主様と一緒に考えて最良の方法をご提案しながら、動物の健康をサポートしていきます。
エキゾチックアニマルは早めの受診が大切です
エキゾチックアニマルの中には、体調不良を隠す性質を持つ動物が多くいます。
野生下では弱っていることを周囲に知られることが命に関わるため、具合が悪くても普段通りに振る舞おうとすることがあります。
そのため
- 食べる量がいつもより少ない
- 便や尿の状態が違う
- 体重が減っている
- 毛や羽の状態が変わった
といった小さな変化も見逃さないことが大切です。
飼い主様が「なんとなくいつもと違う」と感じることも、重要な体調変化のひとつです。
明らかにぐったりしてからでは、病気が進行していることもあります。
「もう少し様子を見よう」と迷いすぎず、違和感を感じた段階でご相談ください。
また、エキゾチックアニマルは健康診断で病気が見つかることも多くあります。
特に気になる症状がないという場合も定期的に健康診断を受けて早めに病気の発見に繋げることが大切です。
エキゾチックアニマルを受診される飼い主様へ
エキゾチックアニマルの診察では、普段の食事や飼育環境などの情報が、病気の原因を考える大切な手がかりになります。
受診される際は、可能であれば以下の情報をご用意ください。
- 普段与えている食事やサプリメント
- ケージや飼育環境が分かる写真
- 温度や湿度などの飼育条件
- 便や尿などの写真または実物
- 気になる症状を撮影した動画
すべてをご用意いただく必要はありません。分かる範囲でお持ちいただくだけでも診察の参考になります。
また、エキゾチックアニマルの中には移動や温度変化が大きな負担になる動物もいます。
受診時の移動方法や温度管理について不安がある場合は、来院前にお問い合わせください。
エキゾチックアニマルのことならお気軽にご相談ください
エキゾチックアニマルは、犬や猫とは異なる体の特徴を持ち、適切な食事や飼育環境も動物種によってさまざまです。
だからこそ、普段からその動物の「いつもの状態」を知っている飼い主様の気づきがとても大切になります。
「なんとなく元気がない」「いつもと行動が違う」といった小さな違和感でも構いません。
「こんなことで病院に行ってもいいのかな」と思わずに迷わず受診してください。
当院では、うさぎやフェレットなどの小型哺乳類から鳥類、爬虫類まで、幅広いエキゾチックアニマルの診療に対応しています。
大切な家族が健康に過ごせるよう、飼い主様と一緒にサポートしていきます。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
山形県米沢市の動物病院
てらやま動物病院
